NISAで株主優待はムダ?
配当金や売却益が非課税になるNISAですが、株主優待はもともと税がかからないので、メリットとしては少し弱い気がしてしますね。
例えば、100万円で配当利回りが2%の銘柄があったとします。この場合、NISAなら非課税だから2万円の配当金。課税口座ならこれに約20%課税されるので、1万6000円の配当金ですね。
これが100万円で配当利回りが1%、優待利回りが1%の銘柄だとしたらどうなるでしょうか。NISAなら配当金が非課税で1万円、株主優待ももちろん非課税で1万円分。課税口座なら配当金に約20%課税で、8000円、株主優待は非課税なので1万円分。計1万8000円分の配当・優待利回りです。
どう考えるかは人それぞれですが、私は株主優待がある銘柄を重宝しています。いつ来るかは分かりませんが、やがてくる『◯◯ショック』のとき、膨大な含み損を抱えて耐えるためのメンタルを持つには優待は欠かせません。
NISAでは損切りを想定していませんから、優待目当ての長期保有というのは理にかなっているのではないかと考えています。とまあ、だいたい桐谷さん(株主優待の達人・元プロ棋士)と同じ主張です。
結論:NISAで株主優待を買っても構わない