【NISA】NISAのおさらい
1.税金がかからない
NISA口座を開設するとその口座で購入した株式・投信信託・ETF・REITの配当金・分配金・売却益の課税20%のところが非課税になります。
2.口座を開設
NISA口座は各証券会社または銀行で1人1口座だけ開設することができます。銀行で開設した場合、株式の購入ができませんので注意が必要です。
3.証券会社の選び方
NISA口座を開設してもらおうとして、現在各証券会社が顧客の獲得を目指して各種キャンペーンを実施しています。現金プレゼントや買付手数料無料など様々ですが、株で成功した時の配当金・売却益に比べたら微々たるものかなと個人的には思います。であれば、証券会社はキャンペーンの内容ではなく、使いやすさで選ぶべきです。
4.使いやすい証券会社とは
私は売買手数料にはさほどこだわりません。①取り扱う株式が豊富であること、②IPO(新規公開株)幹事が多く、当選確率が高いこと、③PCサイト、スマホアプリが使いやすいことの3つを基準に選んでいます。現在私が開設済みの証券会社は、マネックス証券(NISA、その他用)、SBI証券(IPO用)、SMBC日興証券(IPO用)の3つです。
5.手続きはちょっぴり面倒
初めて株式投資を行う場合、いきなりNISAとはならないので少々面倒です。私が証券会社の社長なら、NISAの手続きから同時に証券会社の口座開設をできるようにするところですが、偉い人にはその辺の初心者心が分からないようです。手続きは、①証券会社の口座開設→②NISA口座の開設の順です。証券会社のホームページから資料請求をして手続きします。
6.しかも時間がかかる
証券会社の口座は1週間程度で開設できますが、NISA口座を開設するには2ヶ月くらいかかります。なんでそんなにかかるかというと、国税庁のおっちゃんが、1人1口座のNISA開設を守っているかチェックしているからです。もし、2口座目のNISA開設をしようとしたら国税庁のおっちゃんから「2口座目を開設したらダメよ〜、ダメダメっ!」と注意が来るはずです。
7.NISAは年間100万円以内
さっそくNISA口座で株を買おうとしても、実は買えない株もあります。例えば(2269)明治ホールディングスなんかは株価10650円ですから100株で最低投資金額が100万円を超えてしまいます。こういう株はNISAで買うことができません。株価3000円以下の銘柄を5つくらい購入するのが現実的かと思います。
8.さあ、株式投資に挑戦しよう!
金は天下の回りものです。使わなければ紙くず同然です。あなたが眠らせている銀行預金・郵便貯金は、現在多くが日本国債に当てられています。今こそパーッと株につぎ込んで私たち自身の手で20年ものデフレ不況を脱却させましょう。NISAは国民の休眠口座を株式投資に活かしてもらうために、政府が支援している政策なのです。
9.リスクが怖い方へ
人生にリスクはつきものです。しかし、そのリスクを最小限にすることはできます。FXや信用レバレッジに比べれば、株式の現物買いははるかに低リスクです。リーマン・ショックのような大不況がきたとしてもせいぜい資産が半分になる程度、5年〜10年もすればまた元の金額に戻っているはずです。
10.株主優待生活を満喫しよう
どうせ何年も保有するのなら株主優待がある銘柄をオススメします。配当金や売却益ではあまり実感が湧きませんが、詰め合わせセットや商品券を貰ったら、「ああ、何だかとっても得したな」という気分が味わえます。NISAで株主優待銘柄は損だという人もいますが、5年間保有していれば含み益も大きなものになっているかもしれませんよ。